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明日のロータリー
(This Rotarian Age K)
ロータリー会員は、前代よりの伝承を重んじ、同時に、将来に対する自分の義務を忘れない。青年のために、便益を計る方法は沢山ある。その計画に、独創の思考を示すのもよいが、また、伝承の跡に追随することも一法である。
ボーイスカウトが、人気を博していることはすこぶる自然であって、多くのロータリー会員が、金と時とを費やして、同運動を援助している。
ロータリー・クラブの下に、少年クラブが幾種もある。これら少年クラブは、ロータリー・クラブが、これを組織し支持しているのである。
寄る辺ない子供を、収容する立派な学校数ヶ所、学資補助基金、専門学校生徒、少年週間の催し、「再就学」運動、少年クラブ等々。
少年の落ち着かない精力を、どう使わせるかという問題に対して、少年自身が、種々の少年運動を採用して、現にいくらかこれに答えている。多くのアメリカ人は、無銭旅行の流行を、国をおびやかすものであると考えて、法律の力によっても、これを鎮圧しようとしているのであるが、著者は、そこに自ずから良法があると信じている。
簡易な仮設キャンプは、善良な方向に進ませる一歩である。無銭旅行の流行は、ごく控え目に言っても、正に、青年の精力の遣り場となる役割をなしている。このようにして、まず自国について学ばしめ、また、人生の現実を知らせる機会を、与えるのである。
最後に大切なのは、青年を他日の玉とすべき、艱難に遭遇させ、人間に必要な品性陶冶の苦験を、味あわせることである。
それは将来の少年は、閑暇の使用法を学ぶことを、最も必要とするためである。少年が、その勤労の結実を楽しむ力を失えば、たとえ、事業に成功しても、何の利益もないのではないか。
仕事は重要であるが、生活は仕事よりも重要である。教養は、技術よりも大切である。
われわれは、少年の情操に、戸外生活への愛着心を培養することを、努めなければならない。戸外生活を愛する報酬は、実に夥しいものがある。
“障害児童救護事業”も着々として進捗している。ある市のロータリー・クラブには、職業指導委員が設けられ、この指導により、児童は出でて自分に適した職業につくことを得ている。
これに、交渉ある決議第34の精神にもとづき、ロータリーは障害児童の事業を、独占の態度に出ることをなさない。このような事業に興味を抱き、これを補助しようと志す、他の経営にも進んで参加している。
すなわち、ロータリーは、事業を創始し、その資金をも供給したのであるが、他と共同した責任もまた、これを分担し、事業はますます進捗し整備している。
国際障害児童救護会が、ロータリーから発生したというのもおかしくはない。この事業は、誇るに足る大きな人道主義の偉績である。ロータリーの価値の有無を問う人々にも、この種事業は興味の多いものでなければならない。
世界中のロータリアンは、その運動のために、現に全力をつくしており、仕事に見出す満足が、彼らの受ける唯一の報酬である。
元国際会長アーチ・C・クランプは、別に【ロータリー財団】を設立し、この計画のために、多年にわたり時と力とを捧げてきた。
“二つの要素”が、重要な事業を成就するに際して肝要である。
第一は「理想」である。理想がなければ事業は始まらない。
第二は「決心」である。決心がなければ成功するに至らない。
およそ、大運動に着手しようと欲する者は、疲労と失意とに、長年月を送る心構えを要する。
大運動は、献身犠牲をなす個人の努力の結果である。