ロータリー宣言

A Talking Knowledge of Rotary E)

 

ロータリー・クラブは、現代生活の商業的基盤こそ人類進化の必要条件であることを認め、社会を構成するところの、個人の利益と個人の利益の融和との適切な関係を示すために組織された。

 この目的を一層効果的に達成するがため、限定的かつ代表的会員制度が採用され、ロータリー・クラブは職業(実業)または専門職業の各分野から1名の代表を以って構成する。

 各会員は、異なった職業に従事する代表的人物と接触することによって、利益を受け、またそれによって、公共生活と職業生活の責任を、一段と理にかなった方法で果たすことができるようになる。

 

クラブの、この会員制度という基礎があればこそ、あらゆる階層の代表の加入が保障されると共に、企業に関する公の問題を討議するに際して、何人の独裁をも認めないことが保障されるのである。

 ロータリー・クラブは、その限定会員制の故に、社会全般に関する問題について、社会全体の声を自ら構成するものではない。しかし、かかる問題についてのその活動は、社会の公共的かつ企業上の福祉を推進するに当たって、大きな影響力をもつものである。

 

ロータリー・クラブは企業上の公正な取引き、正直な方法、及び高い倫理基準を要求する。

現実または暗々裏に、企業に強制的影響力を加えるべき義務はロータリーには存在しない。ロータリーの会員に選任されたことは、当該クラブが、被選任会員に対する【信頼】と【善意】の表明である。被選任会員の企業はその者自身の表明と見るべきものであるから、被選任会員はその企業を積極的に代表することを期待される。

 

ロータリー・クラブの会員たることは、特権であると共に契機である。

 そしてその責任は、同僚に対して正直かつ効果的な奉仕と思いやりを実践すべきところにある。

 

奉仕こそ全企業の礎石たれ。

 奉仕に徹する者に最大の利益あり。

ロータリー精神

 

振舞いに紅バラの如き理想(おもい)あり、

差し伸べる()に、愛と真実(まこと)を伝うなり。

心は奉仕の炎に燃えて、行いは力に満ちる。

笑いには正直の響きあり、仕事には正直の歓びあり。

後世に来る者には、豊かな大地を残すもの。

他人(ひと)のために、奉仕を捧ぐ真摯な一念(こころ)

これぞすべて、ロータリーの望むところ。

 

自己のために、求むることを差し控え、

他人(ひと)のために、尽くすことに励むもの。

言葉には優しさ溢れ、筆を執りては暖かく、

正しき道を踏み外すことなく、奉仕を求めて財を求めず。

隣人といさかうことなく、友人を裏切ることなし。

これぞすべてロータリーの世界、

ロータリーの望むところここにあり。

 

他者(ひと)への道を円滑に、人生の価値を高らしめ、

同胞(とも)よ」なる言葉に真実(まこと)の思いがこもり、

真摯な努力を褒め称え、

同胞の姿が立ち去るまで、温かき言葉を止めることなし。

これぞロータリー精神、

これぞロータリーの夢。

神よ願わくば、我が心、神の御心に近づかんことを。

この世を去るそのときに至るまでに。

                   

エドガー・A・ゲスト作